年間で100件以上のリフォーム案をご提案されるというKさまですが、1からの家づくりについて考えるのは初めてだったそう。新築の家は決定事項も多く、また予算も膨大になるため、出来るだけベーシックな設備におさまるように進められました。そんなＫさまが選択肢で最も重視したのは、インテリアデザイン。ご職業柄得意な分野だったため、コーディネートはご自身で決められましたが、あたたかみのあるインテリアが好きなKさまと、ポップなアートやカラフルなアイテムが好きなご主人の好みをどう両立させるかに少し悩まれたそう。最終的には、シンプルなデザインを介在することで、おふたりの好みをほどよく反映。唯一無二の空間が完成しました。

間取りに関しては、設計士に要点を伝えて細かい調整はプロのご提案にお任せしたそう。希望したのは、キッチンはコの字型を取り入れること。そして、パントリーをキッチンの隣に設けることでした。完成したのは、正方形に近いスペースの半分近くを水まわりに割いた間取り。キッチンの目の前はダイニング、その隣がリビングで、ＬＤＫはそれぞれ程よくゾーニングされています。トクラスキッチンを選んだのは、トクラスの人造大理石の質がいいことと、塗装技術に優れていることを知っていたから。実際にK様が選んだのは、くすみカラーが特徴の塗装扉「リュッケファーブ」のグリーン。植物を思わせる深みのある色合いです。
「リビングダイニングには、差し色として赤いラグを敷くと決めていたので、キッチンも“ラグにも合う色”を探しました。初めはグレーを想定していましたが、トクラスのショールームで実物を見たらとても良くて……。思い切ってこのこちらの色にしました」。

コの字型キッチンを採用されたのは、Ｋさまがお仕事で出会ったお客さまの中にご愛用者が多かったから。実際に使ってみると勝手がとてもよく、キッチンでの過ごし方まで変わってきたそうです。「以前はI型で作業スペースが狭かったので、材料を切る順番や調理工程にも気を使いました。今はカウンターが広いので使う食材をポンポン置けますし、そのまま調理、配膳と何も考えずに作業ができるほど広いので、段取りがすごく楽になりました」。
ご夫婦ふたりとも料理をするため、一緒にキッチンに立つことも多いそうですが、以前は体格のいいご主人とはすれ違うこともできなかったとか。スペースが広がったことで一緒に調理する時間が増え、家事効率も上がったそうです。

手に触れた感触がなめらかで心地よく白さが際立つカウンター「GRANA（グラーナ）」

トクラスを選んだ理由のひとつが、人造大理石のクオリティの高さ。カウンターの色は白と決めていて、表面がなめらかな質感の素材をご希望。条件にぴったりの「GRANA（グラーナ）」のピュアホワイトに決定されました。

より長持ちするように塗装扉「リュッケファーブ」をセレクト

キッチンの扉には水滴が落ちることも多く、お仕事の経験から、より長持ちするように塗装扉の「リュッケファーブ」を選ばれたそう。トクラスの塗装扉は木口までしっかり塗りくるみしてあるのでより安心。軽く拭くだけできれいになる点もお気に入りだそうです。ニュアンスのあるグリーンは家具のようにお部屋になじみ、光の当たり方によってさまざまな表情を見せてくれます。

力を入れずとも開け閉めが可能。丈夫なレールが魅力の引き出し

大容量の引き出しにも関わらず、取っ手の中心をしっかり掴まなくても、スムーズに開くのでとても便利だとか。調理中はバタバタしがちなので、引き出しがゆっくり閉まるブルモーション仕様も助かるそう。

大物の水切りは「スムースワークシンク」の専用プレートで

シンク内の段差に付属の専用プレートを広げることで、作業台にも水切り台にもなる「スムースワークシンク」。大鍋など、場所を取る調理器具の水気を切るときに特に重宝しているそう。手持ちの水切りカゴごと置く台としても活用しています。

コの字型ならではの広いカウンタースペース

カウンターが広いため、買ってきた食材を一気に広げて仕分けすることが可能。調理中の作業スペース、盛り付け用のスペースを確保する必要がなくなりました。

平日の朝から休日の夜まであらゆるシーンでキッチンを活用

「以前より、キッチンで過ごす時間が多くなりました。朝ごはんをここで済ませたり、食後に夫とのんびりお喋りする時もカウンターを挟んで座ることが多いですね」。
仕事で培った経験を生かして思い通りに完成させたお住まいでは、Kさま念願の大型犬を迎えることもでき、忙しい毎日の中にも癒しのある、充実した日々を過ごされています。

設計・施工：株式会社富士住建