• Case : 33

一緒に暮らす愛犬と愛猫のために、よりよい環境を求めて2回目のマイホームを建てたM様。何より優先したのは”庭つきの平屋”でした。希望した間取りは、犬たちの様子がいつでも視界に入る仕切りのない造り。「廊下は不要」「スムーズに行き来したい」など、1軒目の住まいで感じた不便さを解消すると同時に、この先何十年も楽しめるシンプルで上質な内装を目指しました。

「犬のツメが当たっても傷つきにくい丈夫なキッチンカウンターにしたかったんです」

住みたいと思えるデザインを求めて

ハウスメーカーが決まり、住空間全体を木の質感と解放感のあるプランニングでまとめていく一方で、キッチンに関しては標準設備ではなくトクラスを希望されたそう。「飼っているのが大型犬なので、立ち上がるとキッチンカウンターに届くんです。前の家でもトクラスのキッチン(※当時ヤマハシステムキッチン)を使っていたこともあり、今回も丈夫で傷つきにくい人造大理石がいいと思って変更しました」。

趣味の写真が楽しめる、明るくて映える空間

また、愛犬が自由に動き回れるようなゆとりのある間取りを意識し、キッチンはアイランド型に。本体と食器棚の間の通路も120㎝と広めに確保することで、ご夫婦ふたりがスムーズに行き来できるだけでなく、犬たちが何頭付いて来ても大丈夫なほど、余裕のある配置をリクエストされました。

サイズ設定などの自由度の高さ

M様のお宅のキッチンは、家全体のテーマカラーである”ホワイト×木”に合わせてホワイト一色でコーディネート。背面の壁には、グレーの目地で白タイルを張り、シンプルな中にもメリハリのある空間に仕上げました。また、壁面に小さな窓を2カ所に設けることで、時間帯によって移ろう空や山の景色を臨むことができ、キッチンスペースのアクセントになっています。 できるだけ掃除の手間を減らすため、大好きな雑貨類は厳選して、“見せる収納”はキッチンのワンコーナーと決めているそう。木素材やガラスなど、素材感も統一するように心がけています。

キッチンのココがお気に入り

シンク下のスペースを広々確保

部屋のテーマカラーに合わせたキッチンはLDKの主役

マットな質感の白色カウンターはあたたかみのあるインテリアにぴったり。目を引く場所に配置するため、飽きの来ないデザインでありながら「空間の主役になるようなキッチン」を意識されたそう。

お子さんが遊ぶ様子も視界に入るので安心

生活雑貨はすべてキッチンまわりに一括収納

生活雑貨やペットのケア用品はすべてキッチンのリビング側収納へ。背面のカウンター収納などを含めて、LDKで使用するアイテムはこの2カ所に納めています。

必要な時だけ水切りラックを取り出して設置

窓からの借景がインテリアのアクセントに

台所仕事の合間やリビングでのんびり過ごす時など、窓から見える外の景色に癒されるそう。大きな窓枠は飼い猫もお気に入りの場所です。

腰壁との境目部分は、カウンターが少し立ち上がっています

LDKのテーマカラーに合わせた雑貨選びを楽しんで

季節の植物や、木製のキッチンツール、キッチン家電、ペットたちの餌のストックは食器棚の上に。”見せる収納”を楽しむコーナーにしています。

キッチン背面の引き戸を閉めるとこの通り、雰囲気がガラリと変わります

ペットたちのために考え抜いた家だから家族みんなが心からリラックス

立地から設備、間取り、キッチン選びに至るまで、そのすべてにペットたちへの思いやりが感じられるM様邸。のびのびと過ごすペットたちとその姿を見守るM様ご夫妻の嬉しそうな眼差しから、家族みんながリラックスして暮らす幸せな日常が伝わってきました。

  • 企画・設計:株式会社 MUJI HOUSE(無印良品の家)

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