- Case : 25
- 2022.10.28
- 2022.10.28
「“カフェのようなキッチン”で自宅パン教室を開くのが夢でした」
木をふんだんに使った内装にアンティークの家具、選りすぐりの雑貨……。5年前に完成したE様のお宅は、まるでカフェのようなあたたかな雰囲気。そして、その中心にあるのが広いキッチンです。ここは、「パン教室を開きたい」というE様の思いを実現する大切な場所。プランニングの段階からとことんこだわって、理想どおりに仕上がりました。
夢を実現すべく、キッチン選びにはこだわりをたっぷり詰め込んで
パン教室を自宅で開きたいと思っていたことから、キッチンのイメージは最初から明確だったE様。ご主人の理解もあり、新居のキッチンのプラニングはE様の好みで仕上げることになりました。その条件にあげたのは、生徒さんが数名同時に作業できる広い作業台があること。天板の素材はパンやお菓子の生地を扱うのにぴったりな人造大理石で、お気に入りの大きなオーブンをビルトインしたいと考えていました。もちろん、デザインや予算面も重要なポイントです。「これらの条件を全部クリアにしてくれたのが、トクラスのアイランド型キッチン。何社も見に行きましたが、すべてを実現できる唯一のメーカーでした」。
アイランド型のキッチンは、日常の調理でも大活躍。お子さんもパンやお菓子づくりが大好きだそうで、撮影の日は驚くほどの手際のよさで、生地をのばしたり、型抜きを披露してくれました。「人造大理石って生地がぺったりつかず、スケッパーではがすとすぐ取れるから使いやすいんですよ」とE様。粉が飛び散っても気にならない広さがあり、手が汚れてもすぐに洗い流せるシンクの位置など、使い勝手にとても満足のご様子です。
余計なものは一切置かず、すっきり整えられたキッチンの秘密は収納力。パンとお菓子作りに使う道具や型などもあるため、「一般的な家庭の3倍くらいのスペースを使っているかも……」とE様。引っ越して荷物を整理した時、「まだ入る!」と驚き、嬉しい誤算となりました。
「カフェのインテリアを参考に、生活感を出さない工夫をしています」
元々カフェめぐりが大好きだったというE様ですが、お子さんが生まれてからは都心に出かける機会もぐんと減ってしまったそう。近場には好きな雰囲気のお店がないこともちょっとした不満でした。そこで思いついたのが、“自宅をカフェのような雰囲気にすればいい”という発想。ご自身はもちろん、教室に来る生徒さんにも、楽しんでもらえるだろうと考えたそうです。
「少しずつ揃えたアンティーク家具が引き立つように、生活感のあるものはできるだけ扉の中へしまうように意識しています」。ムクの木をふんだんに使った内装と相まって、LDKはあたたかみのある雰囲気。1日の中でも何度も使うキッチンも、収納力に助けを借りながら“すっきり”をキープするように心がけています。
「器が昔から大好きで、こんな風に盛りつけたいと具体的にイメージしながら購入することが多いですね」というE様。パン教室でも使うので、種類も数も増える一方。「本当はパントリーが欲しかったのですが、スペースが取れなくて。食材のストック、食器の一部はキッチンにおさめましたが、ダイニングテーブルの背面にも大きな収納を確保したので、器やレシピ本、キッチン家電を置くスペースとして活用しています」。
E様のインスタグラムでは、センスよく盛りつけられた食事やスイーツの写真がたくさん投稿されています。特別な日に限らず、家族との食卓も含めた日常のシーンを切り取ったものばかり。日頃から「食」を心から楽しむ姿勢が伝わってきます。
キッチンのココがお気に入り
丈夫な人造大理石のカウンター
「以前から人造大理石は丈夫」と聞いていたものの、日々、実感しているそう。「パン生地はカウンターに直接のせて作るのですが、切り分ける際にキッチンツールが強く当たってしまった!と感じても、傷がついてないことに驚きます」。
開け閉めがスムーズな引き出し
トクラスのショールームで実際に触って驚いたのが、引き出しのスムーズな点。調理中バタバタしている時に、開け閉めが楽にできて重宝しているそうです。
収納スペースの広さ
当初は収納力をあてにしていなかったものの、入居して整理してみたら、大量のお皿をしまってもまだ余裕があって驚いたそう。文具や薬など、雑多な生活用品もすべてここに納めることができて大満足!
「今は子育てが中心の暮らし。これから少しずつ、パン教室の時間も増やしていきたいです」
マイホームが完成したのは5年前ですが、パン教室を始めたのは比較的最近のこと。レッスンのある日は大忙しで、早朝からキッチンに立ち、パンに合うサイドメニューやスイーツを準備しています。「今は開催の回数をおさえていますが、子どもが成長したら、回数や時間も増やせていけたらな、と思います」。実現に向けて整えてきたE様の夢は、これからも少しずつ規模を広げていく予定です。