• Case : 15

仕事場兼住まいの一軒家を、完全分離型の二世帯住宅へ改装したAさん。2階の子世帯には新たにサニタリーとキッチンが必要でした。ご夫妻は共働きで育ち盛りの子どもが3人いるため、家事効率を何より重視。スペースの制約も考慮した結果、辿りついたのは、U型のシステムキッチンでした。

「効率よく、収納力のあるキッチンにしたい!」⇒動線が短く、収納力抜群。U型キッチン

シンクとコンロを直角に配し、動線をスムーズにしたU型キッチン。冷蔵庫、シンク、IHヒーターを結ぶ作業動線が短いので、食材の下ごしらえから調理までの動きがスムーズ。作業台が広く、収納力もあって、家事効率がぐんと上がったそう。

シンク背後のワークトップには、電子レンジやトースター、炊飯器などのキッチン家電を配し、お弁当の盛りつけなどサブの作業台として活用されています。

コーナー部分の収納が、デッドスペースになりがちな、U型キッチンですが、コーナーに収まる専用ワゴンを使用することで、デッドスペースのない、収納たっぷりのキッチンになりました。

「配膳と後片付けをスムーズにしたい!」⇒シンクとテーブルをつなげて最短動線

キッチンとダイニングテーブルを直列に配置することで、食事の配膳と後片付けがスムーズになりました。さらに、U型キッチンのシンク位置を、ダイニングテーブル側に配することで、動線が最短に。

また、キッチンとテーブルの間に少し高めに設けた木製の造作壁や、冷蔵庫とダイニングの間に設けた壁が目隠しとなり、空間をゆるやかに仕切っています。
造作壁にはコンセントを設けるという小技も。ダイニングテーブルでコーヒーメーカーやホットプレートなど家電を使う際重宝されているといいます。

空間の作りや、収納力で、生活感の出る部分は上手に隠しながら、造作をしたラックに、ワイングラスや雑貨を飾り、カフェスタイルを演出されていました。

  • 設計・施工:
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