• Case : 28

O様のお宅は、就学前のお子さんが3人のにぎやかな5人家族。5年前に建てたマイホームは、“家事の負担が軽くなり、家族の気配がいつも感じられる家”を目指してプランニングしました。日々の暮らしは常に3人のお子さんが中心ですが、その一方で大人がくつろげる住まいにすることにもこだわったそう。長く大切にできるものを厳選し、落ち着いた雰囲気でまとめられています。

「わが家の中心は子どもたち。コミュニケーションの取りやすさと居心地の良さを大切にしています」

O様のお宅のLDKは、“木質感”と“北欧デザイン”が主役。床は明るい木肌の無垢材、キッチンは暗めのウォルナット色で統一し、照明や家具類は、長く愛用できるお気に入りの北欧ブランドを取り入れました。「子どもたちがまだ幼いので、家具に傷がつくのでは?と時折心配されますが(笑)、生活道具ですし、私が好きで選んだもので子どもに不自由させたくなくて。家具や床に傷がついても、それが家族の歴史だと思っています」。

仕切りのない広々としたL字型のリビングですが、その真ん中にあるのがオープンキッチンです。「ここで過ごす時間は長いので、台所仕事をしている時に家族から孤立したくないなと思っていました 」。ダイニング、リビング、和室も確認できるレイアウトのおかげで、キッチンから3人のお子さんが目視でき、いつでも声かけできるので安心です。

“コミュニケーション”の視点から、O様がもうひとつ強くこだわったのが、対面キッチンを採用したこと。対面キッチンには、料理や片付けをしながらでもお子さんとコミュニケーションをとれるよう、カウンターを造作しました。「子どもって親が自分を見てくれるのが嬉しいでしょう?対面だとより会話も弾むし、顔を見てコミュニケーションを取るのがいいことだと思うんです」。最近では、一番上のお子さんが大人の椅子に座れるようになり、さっそくカウンターを活用中。そのせいか、朝ごはんも早く食べてくれるようになったそうです。

「効率のいい動線と機能的なキッチンで、家事負担が減りました」

O様のお宅のキッチンまわりは、”家事がしやすい動線”を優先して間取りを決定。キッチンから左手の扉は玄関へ、右手の扉は洗濯室につながっているので、帰宅後玄関から直接キッチンへ食材をしまいに行けたり、料理の合間に洗濯をできたりと、効率的に動くことができるそうです。さらに、キッチンの背面にある洗濯室は、洗濯もの干しスペースとクローゼットがひと続き。衣類の洗濯から収納までの一連の作業がひとつの空間で完結するようになっています。「平日の朝は、朝ごはんの用意と保育園のお仕度の補助が同時進行。キッチンからすぐにクローゼットに行ける間取りは大正解でした」。

キッチン本体は、”お手入れのしやすさ”と清潔感のある白い作業台がO様の希望で、カウンター素材は人造大理石と決めていたそう。この2点からメーカーを模索するうちに出合ったのが、トクラスのキッチンでした。調べたら、人造大理石で評判がいいといえばトクラスと分かり、さっそくショールームに見に行きました。機能面も充実していたので決定。現在、使って5年目に突入しますが、お手入れがとてもラクで、カウンターは拭けばきれいになるので安心して使っています」。

キッチンのココがお気に入り

大好きなタイルを壁面に

「タイルが好きだからたくさん使いたかったんです」というO様。カウンターの腰壁や造作の食器棚に採用したベージュがかったモザイクタイルが、ダークトーンの木目と白いキッチンをつないでくれます。

憧れだった白い天板は、毎晩洗剤で洗ってリセット

人造大理石のカウンターは、ふきんで拭き取るだけでもきれいになりますが、1日の終わりにスポンジで直接洗って水で流すのがO様流のリセット方法。スキージーで泡や水をシンクに流し、ふきんで水気を拭いて完了!

ひとつの引き出しにお鍋8つ、ぴったり収納

IHの足元の引き出しには、お鍋がいっぱい。「鍋が好きなので、わが家はちょっと多めかもしれませんね」とO様。ふたを載せたまま収納できる深さでぴったりフィット。

調理中の油の捕集率が高く、お掃除も簡単な換気扇

オープンキッチンの場合に気になるのが、レンジ周囲の油汚れ。「トクラスの換気扇はよく吸い込むから周囲も汚れないんですよ」。お手入れも簡単に済ませられるので安心。

「子どもが小さくても、家具や生活雑貨は、気に入ったものを使っています」

子どもたちが快適に過ごせることを一番に考えながらも、ご自身が暮らしを楽しむ工夫と努力を惜しまないO様。この先もお子さんの成長に合わせながら、コミュニケーションの変化、暮らし方の変化を楽しんで行かれるそうです。

暮らしの様子を動画でチェック!

  • 企画・設計:住友林業株式会社
一覧に戻る