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  • 新築オーナーに聞く、見落としがちなキッチン選びのポイント【実体験インタビュー】

後悔のないキッチン選びをしたいけど、どうすればいいの…?
そんなお悩みがあるキッチンをご検討中の方のために、ご新築を建てられたMIOさまからお話を聞きます。

キッチン選びで重視したことや、お住まい後に気づいた反省ポイントなど、実体験をうかがいました。

キッチン選びで悩む人

目次

  • 1:新築オーナーさま プロフィール
    2:キッチンを選ぶまで
    3:使いはじめてから気づいたこと
    4:キッチン選びの反省まとめ
    5:キッチン選びの参考に

新築オーナーさま プロフィール

新築オーナー様プロフィール
40代、フリーライターMIOさま
  • 【家族構成】
  • ご主人、7歳の息子さんの3人家族
  • 【経緯】
  • 以前は賃貸マンションで暮らしていたが、息子さんの誕生をきっかけに新築の計画を始めた。
  • 土地探しからスタートして、設計は知人の設計士に、施工は地元の工務店に依頼して4年前に完成。
  • 注文住宅だったため、水まわりや照明、収納の取手に至るまでの全てをご自身で選定。
  • なかでも大変だったのがキッチン選びだった。

キッチンを選ぶまで

Q: 元々キッチンに求めていたこと、重視していたことはありましたか?

はい。わが家は子どもの様子を見守りながら調理ができるよう、リビングダイニングが見渡せる場所にキッチンをつくることになりました。
料理が好きでキッチンに立つ時間も長いので、調理に集中できるようにコンロ・シンク・調理スペースを横一列にした壁付けの「I型キッチン」を選びました。

キッチンレイアウトイメージ

色やデザインの希望は「シンプル」&「オフホワイト」です。
新居は無垢材や漆喰壁など自然素材を生かしたつくりだったので、そのインテリアになじむキッチンを探すことにしました。
今まで住んでいた築20年以上の賃貸マンションや築30年以上の実家のキッチンを見ると、コンロや食洗機、蛇口(水栓金具)などは、長年使っていると劣化があって、数年ごとに交換が必要になるようで…。
そのため、これらはメンテナンスしやすい国内メーカーの低価格帯のものを選びました。

【MIOさまがキッチンに求めた希望条件】

  • ①I型キッチン
  • ②デザインはシンプル、カラーはオフホワイト
     壁の色と合わせたかったため。
  • ③3口ガスコンロ
     実家や賃貸で使い慣れていたためガスを選択。
  • ④ビルトインのガスオーブンを付けたい
     火力が強いガスオーブンが欲しかった。
  • ⑤ビルトインの食洗機を付けたい
     家事の時短のため食洗機は必須
  • ⑥国内メーカー

Q: ショールームにも足を運ばれたそうですが、かなり苦労されたとか…?

そうなんです…。キッチンはショールームへ行って、多くの種類を見て「これだ!」と思うものを選びたいと考えていたんです。
そのため設計士さんには「間取りが決まったら気になるキッチンは全部見に行ってきます」と伝え、数日に分けて出かけました。

実際に見学したショールームは、地元にある6社と隣県にある2社。説明を聞きながら見学すると1カ所にかかる時間は約2時間!
最初は順調でしたが、3社目あたりから、当時3歳だった息子は飽きてしまい「早く帰りたい!」とぐずり見学に集中できないことも…。
何とか見学を終えましたが、キッチンの種類の多さに圧倒されたのと、キッチン以外に決めることも増えてきて、大量のカタログを前に時間が足りない!と少々パニック状態に。

キッチンショールームを見学する人

最終的には設計士さんに「うちの予算と完成した家の雰囲気やサイズに合うキッチンをいくつか選んでほしい」と相談しました。すると国内4社、8シリーズのキッチンを紹介され、その中から自分でも気になっていた2社のショールームを再び訪れることにしました。
仕事や子育てで忙しい場合、家づくりのプロである設計士さんにある程度選んでもらったほうが効率的だと反省しましたね。

Q: お子さんにとっても大変ですよね。その後、どのようにしてキッチンを決定されたのですか?

再度ショールームを訪問する際には、設計図とメジャーを持って出かけました。
デザインや色、サイズ感、そして収納を中心に見学していました。
美しいキッチンたちに圧倒され、掃除やメンテナンスの説明を受けていたと思うのですが、あまり記憶に残っていない…という状況でして…。

最終的にはデザインや色が似ていて、ワークトップの素材が異なる2社で悩みました。
賃貸マンションで使い慣れて安心感があるステンレスキッチンのA社と、人造大理石のクオリティの高さで定評があるトクラス。デザイン的にも好みだったので第一印象はトクラスでした。

しかし人造大理石のキッチンを使ったことがない私にとって、人造大理石のメンテナンスに不安がありました。
そのためトクラスに心残りがあったものの、ステンレスキッチンのA社に決めました。

使いはじめてから気付いたこと

Q: 多くの方が特に気にされる「お手入れ性」はどうですか?

新居でキッチンを使って4年経ちますが、収納も多く、食洗機、ビルトインオーブンもあるので快適に調理をしています。
でも、汚れが溜まりやすいシンクまわりの掃除が地味に大変です…。

わが家のキッチンには、シンクをぐるりと囲むように段差があり、特に蛇口まわりには複雑な凹凸があるので、夕飯の片付け後には水や野菜の破片、米などが必ず溜まるのです…。
毎日メラミンスポンジや細いブラシで汚れを落とす必要があり、掃除をサボると黄ばんだ汚れに変化することも。

キッチンシンクお手入れ

ショールームでは全く気付きませんでした。
キッチンを選ぶときは、シンクや蛇口まわりの凹凸や段差の掃除のしやすさを比較しておけば良かったです。

人工大理石シンク,人造大理石シンク,キッチンシンク
トクラスキッチンCollagia スムースワークシンク

Q: ショールームだと汚れた状態は確認できないですもんね…。他にも何かありますか?

さらに見落としていたのが「蛇口」です。
入居当日にシンクの隅の汚れを洗い流そうと、蛇口のシャワーヘッドを引っ張っても伸びない!
A社のショールームで体験した蛇口は全て伸びるタイプだったので、全ての蛇口が伸びると思い込んでいたのです。
わが家で選んだ低価格な蛇口は伸びるシャワーヘッドが付いていませんでした…。これは私の確認ミスでした。
キッチンのパーツ別の希望リストを作っていたら、確認ミスが防げたかなと思います。

キッチン選びの反省ポイントまとめ

・ショールームへ行く前に設計士さんにある程度選んでもらうと効果的だった
・汚れが溜まりやすいシンクや蛇口まわりの凹凸や段差の掃除のしやすさを比較する
・キッチンのパーツ別の希望リストを作り、契約前に最終確認をする
・「いいキッチンだな…」と感じた第一印象も大切。迷ったときのために、第一印象をメモしておく

キッチン選びの参考に

MIOさま、この度は大変貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
キッチンはどうしても高い買い物ですし、一度設置をしたら10年、20年と長く使い続けるもの。
後悔しないキッチン選びをするためにも、実際に使用しているお客さまの声にたくさん触れることが納得のいく結果に繋がる近道になるのかもしれません。

当サイトでは、トクラスキッチンを実際にご使用中のお客さまの暮らしも多数ご紹介しています。
お好みのデザインを探したり、暮らしで重視していることなど、キッチン選びの参考になる情報がご覧いただけます。

キッチン事例集

また、実際にキッチンをご覧になりたい場合は、お近くのショールームにお越しいただけます。
ご自身のペースで確認できる「自由見学」も承っておりますので、お気軽にご利用ください。

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