- Case : 45
- 2025.04.28
- 2025.04.28
数か国の暮らしを経験してたどり着いた “タイムレスデザイン”の大切さ

オーストラリア出身のご主人と国際結婚をされ、オーストラリアやシンガポールなど、幾度もの引っ越しを経験されたBさまご夫妻。
「シンガポールの家が都心部だったこともあり、そろそろ日本の自然に囲まれた場所で生活をしたい」と思うようになった奥さまと、元々日本が好きで京都で暮らした経験もあったご主人の想いが一致したことで、日本への引っ越しが決定。帰国後しばらくして、奥さまのご実家の敷地内に新居を建てることになりました。
50年経っても心地よく過ごせる住まいを目指して
和×デザイナーズ家具でモダンなインテリアに

B様ご夫妻のお住まいは、広い敷地の一部に建てた平屋。新居を建てる際には、家の快適さについて今まで以上にじっくり考えられたそうです。広いLDKの2面を囲む掃き出し窓はすべて障子で統一。リビングの一部は和室になっています。和の要素を取り入れたのは、ご主人が伝統的な和の佇まいに憧れていたことに加え、奥さまご自身もこの先長く住むことを考えた時に安心感があったから。
「50年経って好みが変わっても、違和感なく心地よく過ごせそうだと思いました」。

リビングとダイニングにはデザイナーズチェアを配置し、和の内装をベースにしながら、スタイリッシュな印象に仕上げました。何かを新調する時はいつも、“この先も長く愛用できるものか”をおふたりで慎重に吟味されるそうで、「こういう感覚は、何度も引っ越しを繰り返すううちに、自然と身に付いたのかもしれないですね」とご主人は語ります。

おふたりが初めてトクラスを知ったのは、日本に帰国した直後に住んだ築15年の賃貸住宅でのこと。トクラスの前身であるヤマハ製のキッチンやバスルームが設置されていて、築年数の割に古びた印象がないこと、キッチンの引出しや取手のガタつきがなく、扉の塗装がきれいな点に驚いたそう。この体験はトクラスへの強い信頼感につながり、家づくりの過程でも真っ先に候補に上がりました。

フルフラットのキッチンを選ばれたのは、部屋が少しでも広く見え、LDKのどこで過ごしていてもお互いの声が届きやすいようにしたいと思ったから。
色味は、テノールカウンターのアイアンブラックとマットブラックの塗装扉で、奥さまはこの組み合わせにひと目惚れされたそう。内装を明るめのオーク材で統一すると決めていたため、色の相性についてはかなり悩まれましたが、試行錯誤を重ねた結果、濃い色味の家具をLDK全体に配置することで、ブラックキッチンと調和するバランスの良いコーディネートになりました。
トクラスキッチンのここがお気に入り

しっかりとした造りとデザイン、素材感……すべてのクオリティが高いところに大満足
賃貸住宅での経験をもとにトクラスキッチンを選び、造りの良さと使いやすさを改めて感。使い勝手だけでなく、デザイン性も高く、どちらもバランスよく備わっている点に満足されているそうです。

広いカウンターだからこそ 調理の段取りもスムーズ
「和食は品数が多くなりがちなので、キッチンが狭かった頃はあまり作りたいと思えませんでした」と奥さま。フルフラットキッチンにしたことで作業スペースが広くなり、調理途中の食材を置いたり、お皿を並べるスペースを確保できるので作業もスムーズ。ご主人が好きな和定食を作る回数も増えたそうです。

かさばりがちな葉付き野菜を入れても広々。「奥までシンク」のサイズに感動
畑を持っている方が近隣に多く、葉付きの大ぶりな野菜をいただく機会も多いとか。ボリュームがあるものも丸ごとシンクに入れられるので、ゆとりをもって洗うことができます

Bさまご夫妻の日常は、出勤と在宅勤務が入り混じるハイブリッドスタイル。週に数回はご夫婦それぞれ、約3時間かけて東京のオフィスに通勤されているそうです。
おふたり揃って在宅勤務の日はご主人がエスプレッソを淹れ、会話を交えながら朝のコーヒー時間をゆっくり楽しみます。
「出勤する日は大変ですが、自然に恵まれたこの地での暮らしが気に入っています。快適過ぎて、食事はほとんど家でいただくようになりました」と奥さま。ご主人も「東京から帰ってくると、まるで旅館に来たような気分になるんですよ」と嬉しそうにお話してくれました。