• Case : 37

お母さまとの同居が決まり、ご実家のあった土地に新居を建て直したT様。ご夫婦おふたりとも落ち着いた雰囲気が好きで、和モダンや北欧スタイルイメージを取り入れました。住み慣れた場所ながら、新鮮で心地よい新しい生活空間が完成しました。

この先も長く住む家だから、木に囲まれたシンプルな内装を選択

現在子育て中で、お子さんのお世話や食事づくりなど、生活のあらゆるシーンでお母さまの協力を得ながら過ごしているというT様。そのため、多くの時間を3世代で過ごしていますが、開放的でモダンな中にも和のエッセンスが感じられる新居のLDKは家族みんなのお気に入りです。「住まいのデザインはすべて娘夫婦にお任せしました」と語るお母さまですが、ショールームめぐりや打ち合わせには積極的に同行され、家づくりの過程を一緒に楽しんだそうです。

リビングは明るく開放的なイメージですが、キッチンはダークカラーでシックにコーディネートしているのがポイントです。主役は「エイジングゴールド」のキッチン扉で、T様がトクラスのショールームでひと目ぼれした色。実際に使ってみると汚れが目立ちにくい点でもとても重宝しているそうです。「カウンターは黒かグレーにしようと思っていました。『TENOR(テノール)』のアイアンブラックは、表面がまるで本物の石のように“ザラザラ”していて、この素材感はほかになく、とても気に入っています」。実は、完成するまでは全体的に重たい雰囲気にならないか心配をしたそうですが、結果は大満足。今では「家の中でキッチンが一番好き」と語るほど、お気に入りの場所となりました。

T様のキッチンでもうひとつ特徴的なのは、充実した収納スペース。家を建て直す際、ご実家にあった食器類はかなり厳選して残したそうですが、お客さま用のカップ&ソーサー一式や寿司桶などもあり、広いスペースが必要でした。「物があふれるようなキッチンにしたくない」という思いもあったことから、間取りの都合でパントリーを設けられなかった代わりに、天井まで高さのある「フルセットストッカー」を設置。引き出しの奥行は650mmの深めのタイプをセレクトすることで収納すべきものをすべてまかなえる容量を確保しました。キッチンの色や素材感、収納力、パーツのデザイン性、お手入れのしやすさ……。どの部分を取っても不満要素がなかったのはトクラスだけでした。私にとって今やキッチンは宝物。お手入れするのがストレス解消になっています」。

キッチンのここがお気に入り

パントリー代わりに設けた「フルセットストッカー」

ガス台の背面側に設けたトールタイプの「フルセットストッカー」。引き出しには使用頻度の高い調味料やスパイスをセッティングし、ひと目で分かるように整理しています。引き出しの中や棚には、サイズの合う市販品のボックスを配置し、キッチンツールや食品ストックなどを収納しています。

奥行650㎜で収納力抜群!日常使いの食器はすべて引き出しへ

カップボードの奥行は650mmの深めタイプをセレクト。その分収納力が高いので、使用頻度が高い器類をまとめて入れられます。食洗機と向き合うレイアウトにしたのは、洗い終わった器を効率よく仕舞うため。両サイドの引き出しをフルに引き出してもスペースを干渉しないので、ストレスなく一連の作業が行えます。

手渡しもしやすい程よい奥行のカウンター

食事やおやつの時には、盛り付けから配膳までキッチンの周りに大人が集まり、一気に準備します。カウンターの奥行は888㎜のタイプを選びましたが、配膳時に「器の受け渡しがしやすい便利な距離感」だと実感されているそう。

圧迫の少ない奥行の浅いフラップウォール収納

キッチンでは、収納の確保と同時に、できるだけすっきり見えるように、ウォール収納は奥行を浅くして圧迫感を軽減。T様ご夫妻やお母さまが好きなコーヒーや茶葉、急須など、ティータイムに必要なものをしまっています。高さはお母さまの身長に合わせて設定しました。

奥行の浅さが便利な背面収納

カウンターの奥行サイズの関係で、背面収納の奥行は浅め。そこで、スタッキングができないカップ&ソーサーや形が不揃いな花器などを収納しました。奥行のある場所に仕舞うと存在を忘れがちですが、見やすく、出し入れしやすい場所に配置したことで、使用頻度も上がったそうです。

シンプルでスマートな細部のパーツデザイン

オイルガードのデザインが、なかなか気に入るものがなかったというT様。「スタンドの部分がとてもシンプルでお気に入り。飛び散りが防げるし、汚れたら拭けばいいだけなので設置をおすすめします」。

キッチンはコミュニケーションの中心地

平日の日中は同居するお母さまの協力を得ながら、家事や育児をこなしているT様。日々の食事やティータイムなど、キッチンを挟んで会話も弾みます。夕食どきやお休みの日はご主人が加わり、キッチンのまわりはさらににぎやかになります。「みんなで食器を片付けたあと、カウンターを拭いて、リセットするのは私たち夫婦の日課。これからも大切に使っていきたいと思っています」。

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