• Case : 27

お子さまの誕生を機に住み替えを考えられたSさまご夫妻。庭が広く、無垢材を多用した中古の戸建住宅をリフォームされました。何十年たってもよいと思えるヴィンテージでナチュラルなスタイルをめざし、新しいものにこだわらず、手を加えて使えるものは積極的に再利用した空間に仕上げました。

ホームパーティーを楽しめる変則的なT字型キッチン

実現したかったのは、お子さまがのびのび遊べる環境と、友人たちを招いてホームパーティーができる広いキッチンとリビングダイニング。キッチンはシンク部とコンロ部をセパレートにし、変則的なT字型の配置にしました。ダイニングテーブルに向かって対面にしたキッチンは、広いカウンターとシンクを備えており、ホストとしてお客さまと会話をしながら作業をするのにぴったり。幅1mほどの人造大理石の調理台で、ピザやパスタの生地をこねながら、他の調理や配膳も行うなど、スムーズに進められます。

一方で、コンロ側には既存の大型収納に加えて造作のオープン収納を2か所プラス。おもてなしに必要な食器やストックを充分にしまえるようになりました。「2人が余裕をもってキッチンに立つことができ、調理中でもパントリー兼収納にスムーズに行き来できるのでとても使いやすいです」。

ダイニングやワークデスクに近い位置には、飲み物専用冷蔵庫とウォーターサーバーを配し、ダイニング側からの利便性にも配慮しました。

LDKに洋室を繋げてリビングダイニングを広く取りました。建物強度を損なわないよう筋交いや梁、柱は自然な木目のまま現しとし、強度を補いつつ壁を開口しました。8人がゆったり座れるダイニングテーブルとワークスペース、ソファーコーナーまで広く見渡せ、キッチンから来客、家族に目が届く、ゆったりとした空間になりました。

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