- Case : 18
- 2018.05.17
- 2018.05.17
オープンキッチンを住まいの中心に据えると、くらしの動線がスムーズに
3匹の愛猫と暮らすS様ご夫妻は、水まわりの老朽化を機に築20年超のマンションをフルリフォーム。持て余していた複数の部屋の仕切りを取り払い、寝室やワークスペースと一体のLDKに変身させました。
「ふたり暮らしに合った、使いやすい間取りにしたい」
⇒各スペースとの距離が近く、くらしの動線にすぐれたキッチン配置を
カギになったのはキッチンの配置。定番のリビング対面式ではなく、出入りの際にまわり込む必要のないレイアウトにしました。「どこからでも気軽に立ち寄れて、家事や生活の動きがとてもスムーズになりました」と奥様。
スペースの都合上、幅はあまり広げられない分、カウンターの奥行きを出すことで広々と感じられるキッチンにしました。コンロ前には、マンション特有の袖壁がありましたが、キッチンカウンターをカットすることで、奥行きの深いカウンターでも、ぴったりと設置できました。
ダイニングテーブルは思い切って使わず、代わりに奥行きの深い人造大理石カウンターをテーブルとして活用。ダイニング側は、スツールに座りやすいように膝が入る空間を設けています。食事だけでなくお茶や読書など、ちょっとした休憩タイムにも重宝しているそう。キッチンがくつろぎの居場所として、くらしの中に溶け込んでいます。
「ものを減らしてリゾートホテルのような部屋に住みたい」
⇒不要な家具や設備のないすっきりとした空間に
ホテルのスイートルームをイメージしたオープンなLDK。ダイニングテーブルは置かず猫たちが歩きまわれる広々とした空間を確保しました。
リフォームを機に断捨離を敢行。食器類は造り付けの収納庫に入る分だけに厳選しました。食器洗い乾燥機もあえてつけないことで、その分のスペースを収納にあてられたので周囲はいつもすっきりと保てます。
空間がすっきりとしたことで、リフォーム後はお気に入りのオブジェやアートを飾るなど、インテリアを積極的に楽しめる住まいになりました。
- 設計・施工