- Case : 12
- 2017.09.22
- 2017.09.22
居心地も暮らしやすさもアップ! リノベーションでかなえた明るくフレキシブルなLDK
今回訪ねたのは、神奈川県にお住まいのM様邸。お子さんの成長を機にライフスタイルを見直し、1年半前に戸建ての自宅をリノベーションしました。スタイリッシュに生まれ変わったLDKは、家族みんなのお気に入りの場所です。
黒を効かせたインテリアデザイン
「家を明るくしたい!というのが、リノベーションの理由のひとつでした」と奥様。13年前に建売で購入した自宅は周囲を家に囲まれていて、天気のいい日中でも照明が必要だったほど。ダイニングに天窓を設けて光を取り込み、階段との間仕切りをすりガラス風のポリカーボネートにすることで抜け感を演出。居心地のいい、明るい空間が生まれました。
光がまわる白をベースにした室内は、ご夫婦の好みで黒をポイントに使って引き締め役に。黒いアイアン脚がかっこいいダイニングテーブルは、ふだんは2台を突き合わせて大きな机にしていますが、分けてカウンター風にも配置できる優れもの。朝食はこのスタイルで食べるのがお気に入りです。
すっきりとしたリビングスペースには、圧迫感のない壁かけテレビを設置。「リノベーションで効率よく収納スペースを取れたので、かなりの家具を減らすことができました。念願の家族でゆっくり落ち着けるリビングです」。テレビボードやシェルフは、ダイニングテーブルと統一感のある木×アイアンのデザインを探しました。
テレビ横の窓辺にはガラスのベースに合わせたエアプランツをディスプレイ。「リビングが明るくなったことで部屋に植物が欲しくなり、少しずつ置くようになりました。私よりも夫がグリーンにはまっていて、最近はベランダも彼の鉢植えコーナーになっています」。
L型配置で広々と使いやすく
「以前の備えつけのキッチンは自分好みではなかったので、シックでシンプルなデザインにこだわりました」と奥様。立ち上がりはマットな黒に塗装。メタリックなペンダントライトがレンジフードと相まっていいアクセントに。奥にオープン棚のパントリーを設けて収納を集約したおかげで、吊り戸棚や食器棚は置かずに済みました。
L型のキッチンはダイニングとリビング両方を見渡せます。作業スペースが広くて奥行きもあるので、切った食材などを一時置きする場所にも困らず、ストレスなく調理できるそう。「キッチン本体の収納容量が多いので、ふだん使いの食器は本体の足元の引き出しに入れています。調理台に近くてすぐ出せるので便利です」。
シンク横の壁は水まわりということも考慮しつつ、光のあたる様子が美しいやや光沢のあるタイル仕上げに。また、カウンターの高さを90cmとやや高めに作ったので、腰に負担がなく洗い物などの作業もしやすくなりました。
夕食後は後片付けをしながら、お子さんたちが宿題をする様子を見守ります。リノベーションで部屋にゆとりができて、すっきり落ち着いた空間になったため、リビング学習もしやすくなりました。
食卓を囲んだりテレビを見たり、皆で揃って過ごすことはもちろん、それぞれのことをしながらでも居心地よく空間を共有できるリビング――。10代のお子さんがいる一家として、これからの暮らしにぴったりの住まいを手に入れたM様です。
- 施工/スタイル工房(東京都杉並区)