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  • 北欧雑貨とグリーンをアクセントに。日々を気持ちよく過ごせる、すっきりした暮らしの空間
  • Case : 09

好きなものを取り入れながら、きれいで暮らしやすい家に――。兼業主婦として多忙な毎日の中でも工夫を重ね、理想の住まいづくりに励む福岡県在住のM様。厳選した雑貨やグリーンがさり気なく飾られたリビングには、すっと心が落ち着くような、すがすがしい空気が流れています。

木のあたたかみに包まれた住まい

3年前に建てた注文住宅は木と白が基調のインテリア。家具は無垢材の床と統一感のある木製を中心に揃えました。生活雑貨店に勤務しながら、家事や2人の小学生のお子さんの子育てにと、忙しい日々を送るM様。「朝はダイニングテーブルに椅子を全部上げ、ルンバに床掃除を任せて家を出ます」と、限られた時間を効率よく使い、住まいを心地よく保っています。

不必要なものは置かずすっきりと整った部屋の中で、みずみずしい植物が彩りを添えています。庭に植えたプリペットの枝を切り、大きなガラスベースに生けました。壁のリースも同じく庭木のミモザで作ったお手製です。ポスターはノルウェーのブランドのもの。「部屋に合うシンプルなデザインを選ぶうちに、自然と北欧のアイテムが増えました」。

鳥の形のオブジェは、雑貨店で見つけた木製コースター貼り付けたもの。まるでミニブーケの植物をついばみに飛んできたようなほほえましいディスプレイで、殺風景になりがちな白い壁にナチュラルな趣をプラスしました。

西向きのバルコニーに面したリビング。「休日は家族で糸島方面へドライブしたり薬院でショッピングをしたり出かけることも多いですが、家で過ごすときはやっぱりこのソファがくつろぎの中心ですね」。奥の客間は現在お子さんの学用品やおもちゃを置いたキッズスペースとして使用しています。

さわやかなブルーの壁と白いキッチン

キッチン正面の壁はブルーグレーのクロスを貼ってアクセントウォールに。「面積がそう多くないのでうるさくならず、程よく色が部屋になじんでくれました」。壁の色を生かして、吊り戸棚や背の高い食器棚などは設置せず、華奢なシェルフをポイントに。見せる収納としてお気に入りの北欧ブランドの食器や雑貨を置いています。

キッチン本体は家全体の雰囲気に合わせ、木調のキャビネットと白いカウンタートップを選択。「白は汚れが目につく分、それが適度なプレッシャーになり『きれいに保とう』という気持ちがわきますね。レンジフードもふたが簡単に外せるデザインなのでお手入れが楽。定期的にファンを漂白して掃除しています」。

「毎日、朝出かける前と夜寝る前には、余計なものを片付けてキッチンをもとの状態に“リセット”することを心がけています」とM様。食器洗い用のブラシなど使用頻度の高い道具はシンク上に取り付けたハンガーを定位置にしています。

カウンターとシンクは人造大理石製。「ステンレスよりも水垢がつきにくくて、こすれば汚れもきれいに落ちるので便利です。少し黒ずみが気になってきたら、シンクに水をためて一晩漂白しています。ぴかぴかになって気持ちいいですよ」。

「時間が限られるからこそ、自分なりの家事のルールを設けて習慣にするようにしています。暮らしながら、いるもの・いらないもの、すべきこと・省いていいことの取捨選択の繰り返しですね」と話すM様。一朝一夕ではない積み重ねが、気持ちのいい住空間と家族の健やかな暮らしを支えています。

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